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「兄弟？―――兄弟ならどうして闘わなきゃいけないの？ 私達は争いなんて望んでない。だからあなたも・・・」
兄弟という言葉に鋭く反応したフランソワーズ。彼女の頭をよぎったのは、幸せだった家族との生活？本来いるべきところから引き離された悲しみ？彼女がここにいることなど知りもしない懐かしい家族たちは、別の空間で、別の時を生きている。もう二度と会うことはない。会うことなんて出来ない。 なぜ闘わなければならない？同じようにＢＧに改造された「兄弟」なのに。同じ哀しみを知っているはずの「兄弟」なのに。 最初の一撃を食らったフランちゃんに駆け寄ったジョー！でも抱き起こすくらいしてもよかったんじゃないの？ま、お楽しみはあとからゆっくりね♪ 「加速」 「装置！」 おおっ！見事なかけ合い！！ブラックゴーストでは、加速装置はちゃんと掛け声かけてから使うのねっ！！マニュアルでそうなっているのか？でもジェットは・・・言ってなかったよね。その加速中の００１０！虹色に輝く体！そして銀色の残像！ カッコいいです〜♪強いし〜（ジョー、弱いし〜） でも。フランソワーズの言葉に、動揺しちゃうなんて！ＢＧが「俺はお前のような女が一番嫌いなんだ！！」だなんて言っちゃあイケマセン♪スカールさまなら、きっと笑い飛ばしておしまいになります。なのに・・・思わず反応しちゃったのは・・・やはり「兄弟」だから？彼女の瞳から発せられる、うるうる光線に、まだ彼の中に残る「人間」の部分が刺激されたのか？力では完全に圧倒しているはずの相手が、怯えもせずに、キッと自分を見据える。そのひたむきな、強い視線。 「何だその目はっ！！」 はいっ！勝負ありました。たとえ力でねじ伏せることができたとしても、００１０、ここはあなたさまの負けでございます。 |
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