 話は突然変わりますが、実は私、リアルタイム視聴するには、ちょっとばかり手間をかけなければならないのです。６時２９分になって「お！００９の時間だ！」と、茶の間のテレビをつけて見る、というわけにはいかず。でも、金曜のＢＳ放送はおろか、翌日までさえも待てないので、一般人（？）から見れば、ほんとに無駄で馬鹿げた労力と時間を使っているんだろうなと思いつつ、それでも日曜の夕方になると、いそいそとお出かけしちゃったりして。この４７話中、そうして見なかったのは、どうしても都合がつかなかった１回と、実家で見た１回と、北海道旅行中のテレビ北海道視聴、先週のテレビ東京視聴の４回だけなんです。でも、そんなにまでして（？）見た４３回のうちの何回かは、めそめそ泣きながら帰ったりしてました（いい大人が何やってるんでしょうね。夫は完全にあきれております）。きっと今回も、ひとりでそうやって見ていたら、帰り道では、しくしく泣いていたかもしれません。（あ、恐竜の時は、大笑いしながら帰ってましたよ〜。）とはいえ、すでに「未来都市」などのアニメ化で、根本的な部分で大きなショックを受けてしまった私は、もう何が起こっても動じないというか、アニメはアニメで楽しめる範囲で楽しもう、っていうような覚悟（あきらめ？）が「少し｣は出来てしまったのかな。そもそも、私と００９の関係（なんか変な表現？）は、とてもひっそりと秘めやかなものだったんです。この３０年近く、ひたすらひとりで原作を読むだけのファンを続けてきた私は、誰かと００９について語ろうとか、ＦＣに入って００９仲間をつくろう、とか、全く考えたことがなかった。そういうことがいいとか悪いとかじゃなくて、本当に全く思いつきもしませんでした。妙なたとえですが、「神と人の間に教会はいらない。ただ聖書だけがあればいい」って感じでしょうか。なので、時折、世間で００９がもてはやされる（？）状況になると、すごく嬉しい半面、メチャメチャ恥ずかしかったりして。ああ、そんなに売れなくてもいいのよ！って叫びたくなりました。よく考えてみれば、誰にも言ったことがなかったですね。家族以外には、自分が００９ファンであること。それが、今、ここでこんなことしてるなんて、人の運命というのは（？）わからないものですよね。あれれ？・・・何を書いてるのか自分でも怪しくなってきましたが、でも、そうまでしてアニメ放送を見ている人もいるから、どうこうしてくれってことじゃないんですけど（そうやって見るのは、あくまでも私の勝手であって）、そこまで００９に思い入れがない人には、４７話、ただつまんなかったでしょう。実際には、前頁の冒頭に書いたジョーのセリフとか、かなり光る部分もあったのですけれど、絵が動かないことには、ね。やっぱり語るべき言葉は見つからない。 でも、私、今までの映像化された００９の中では、平成版が一番好きなんです。絵も、声優さんも、そして音楽も。だからこそ、残念に思うところがいっぱいある。原作とは別物、といいつつ、まだものすごく期待せずにはいられない。来週の４７話中心（？）の総集編。完結篇を１話削るだけの意味と意義を持つものであって欲しいと、心から祈っています。 |
| ←back next→ |
Contents