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←か、開脚？博士ったら、いやん♪ 本当に、目のさめるような戦いぶりでした。身の危険を顧みず、高速で飛ぶ飛行艇に飛び移り、鉄板を引っ剥がし、ひとり敵地へ乗り込んでしまう。襲いかかる敵を、的確な射撃で撃退し、今まさに落下しようとするウィルス爆弾に取りついて、その起爆装置を止めようと奮闘する。でも、少し危なっかしい足取り。飛行艇から振り落とされそうになったり、飛び降りた爆弾の上から滑り落ちそうになるシーンは、何だか痛々しいほどだった。確かに、それは彼女の成長だといえるかもしれない。「闘わなければいけないの？」戦いの最中でさえ、そう言って躊躇っていた彼女に、サイボーグ戦士として自覚が生まれた証。でも・・・やっぱり悲しい。自ら進んで闘いに身を投じるようになることを、「成長」と呼ばなければならない状況に、彼女が置かれていることが。 そんな彼女をハラハラしながらも、じっと見つめていたジョー。爆弾とともに落ちてくるフランソワーズめがけてダイブし、彼女を抱きしめてスークのテントの上に不時着する。（このシーン、今ちょっと似た場面を書いてたので、びっくり；；）よしよし！！自分がクッションになって着地してる！ジョーの膝の上にすわった格好になってるフランちゃん、かわいいです♪ええ、島村くん、今のところは合格よ！でも・・・愛する人を闘いに巻き込みたくない、でも僕たちはその前に仲間で・・・なんて「ジョーくん永遠のお約束のジレンマ」に到達するまでには、まだまだね（嘆）。お子ちゃまだから、仕方ないかな。 それはともかく。命をかけて闘っている人ならではの、きりりと厳しく凛々しい顔つきをしていたフランソワーズ。無事に任務を遂行したとわかり、ドルフィン号を見上げて、「よかった・・・」と一言呟く。ジョーに腕をそっと支えられて。その時の、しみじみとした優しい声と柔らかな笑顔。彼女のこの表情の対比がとてもよかったです。「サイボーグ戦士なのに、フランソワーズはジョーに守られてばっかり」という例の「○一点論」をはじめとする彼女への評価は、これで少しは変わるかしら。まあ、守るって言う意味にもいろいろある、と私は思うんですけどね。というわけで、アクションシーンや名前呼びなどの各コマでは、かなり楽しませていただいた平成版「ファラオウィルス」！詳しく言わなくても、相手の考えていることはわかっている。そんな信頼感に結ばれた２人の姿が印象的でした。ただ。惜しむらくはフランソワーズの闘う動機が、今ひとつ伝わってこなかったこと。アニメはアニメなので、とわかっててあえて言いますが、原作を知らない人には、なぜフランソワーズがあんなに必死になったのか伝わったのかな？エジプト紅花の謎も、解明されるのが早すぎて・・・ちょっと？？？の感がありました。原作を１つの材料に使ってアレンジするのだから、いろんな料理法があるし、アレンジにはアレンジなりの良さがあるとは思うのですが、今回はちょっと、私のポイントとは、ずれちゃっていたかな、というのが正直な感想です。でも、アニメはアニメですものね。なので、原作の私的ツボについては、最後の原作コーナーで♪あ、蛇足ですが、ジョーとジェットの「フランちゃん空中争奪戦」を見たかったな。２人が空中で争っているうちに、フランソワーズはどんどん落ちていって、白手袋（うう、やっぱり軍手に見えちゃう；；）の君が、地上でがっしりと受け止めてくださるのよ！かなり、痛そうだけど。まさに漁夫の利、ね♪ |
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