第16話  「突入」 Part.1


 やっぱり「サイボーグ004」?
さすが、フューラー・スカール様!!迸るような熱弁と、それとは対照的な研ぎ澄まされた冷静な判断力。これこそが、組織を統べる者には欠かせぬ資質。ご立派でございます。そして、おっしゃっていること、いちいち納得させていただきました。ええ、うちの総統(?)も言ってます(もうすぐ言うはずです)。きゃつらをただ殺すだけなら、いくらでも方法があるって。そうなんですよね〜。彼らはモルモットなんですから。何といっても、莫大な研究開発費がかかっていますものね。ちゃんと回収して、有効利用しなければ!!お商売ですもの。それに今はリサイクルの時代だし。あ、でももう少し地球に優しく、ね♪あんなに爆雷をゴミみたいに海洋投棄(?)したら、ロンドン条約に引っかかってしまう〜〜!
で、アルさま〜〜!!♪正直言って、あなたがこんなに集団行動に適しておられるとは思ってませんでした。いわゆる一匹狼(狼、ほんとは群れてますけど)ってイメージが強かったので。ひとりで出て行こうとするのは、原作ではジェットよりもむしろアルさまのポジションだったし。でも見事なリーダーぶりです。言葉で止めても逆に反発するだけのやんちゃ坊主をうまく動かしつつ、膠着した事態を前に進めようとなさる。頼りない少年を励まし、一人前に育て上げるのも、あなたのお仕事なのね!!そんなオトナなヒーローには、美しいヒロインとのラブロマンスがお約束。う〜む。爆雷の攻撃で、大きく揺れたドルフィン号。必死にソファーにつかまるフランちゃんを、放ったらかしにして飛び出していく18歳少年には、どう見ても勝ち目はないぞっ!!
今回は、ドルフィン号の仕組みをしっかりお勉強できました。魚雷の代わりにサイボーグを発射できるとは、すごいです〜〜!
しかし、ジェットってば。とてもわかりやすい性格なんだけれど、先々週、怪我したばかりなのに(泣)。「どこにおちたい?」とも言わずに、勝手に先に一人で落っこちてるんだもの。少しは学習しようね。まだ先は長いよ。
←それから、この人!!案外侮れない奴かも。アルさまの作戦に、部下はまんまと引っかかってしまいそうだったのに、ドルフィン号は必ず潜んでいると睨むあたり、ただの酔っ払い&小泉ファンではなさそう(まさか支持率、50%を切るとは思ってなかったですよね。タイミング、悪すぎ?)なのに、なぜ00ナンバーの能力を理解してなかったのか、私も疑問でした。教材研究不足?!ならば、スカール様の怒りの鉄拳が振り落ろされる日も近いぞっ!
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