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陽の光さながらの亜麻色の髪 朝露が濡らす薔薇の唇 月に透ける白磁の肌 僕を見つめる限りなく蒼い海 そっと君に触れたくて この優しいぬくもりが 夢幻ではないことを どうしても確かめたくて けれどどんなに差し伸べても この指は決して君には届かない 今の僕にできるのは 密やかな想いの輪郭を ただ静かにぎこちなく こうして描きとめることだけ 彩りさえも添えられずに いつか 許されるのだろうか 胸の奥に突き刺ささる 残酷な時の磔刑から いつか 導き出されるのだろうか 重い闇に閉ざされた 冷たい記憶の海淵から next→ |