 ＢＳ版のみの良かったシーン(カット)は、あと２つ。先に神殿へ駆けつけようとするジョーが、加速装置を使うところ。第１話で、初めて彼が加速装置を使ったときに、ジョーの周りの世界が動きを止めて青くなってましたよね？ジョーは普通のスピードで動いているんだけど、他のものの動きがとてもスローになった。あの演出が、ここでも。同じように走っていたジェットやフランソワーズの動きがだんだんゆっくりになって、画面下部に消えていってしまう。ここは、よかったな。そしてそのあと。加速して走るジョーが、催眠状態で戦っていた自分を振り返り、「僕の中にも闘いを求める気持ちが・・・」と呟くシーン。地上波のものより、ジョーの顔がもっとアップで、(珍しく？）きりっとしてて。でもそのセリフを心の中で呟いたあと、ふっと目を伏せる。う〜〜〜！！！たまらないです〜！！！総集編「サイボーグ００４」の一角にどうにか食い込んだ、流れ星に願い事をする２人。彼らが、確か本来のヒーローとヒロインだったはずなんですが、今までのところはビーナとアルさまに完全に食われてますね。でも、この総集編で、これが正統ラインだってこと、少しは印象付けられたかしら？それに２人にはラスト１回で、形勢逆転（？）するチャンスがありますもの。主役はやっぱりキミよね、島村くん！ 次回「地上より永遠に」。待ちに待ったヨミ篇ラスト。（原作お読みでない方、この先、ネタバレばかりです〜！ごめんなさい〜！）映像的には、あの絵をどんなふうに動かしてくれるのか、という期待でいっぱい、というより、こうあって欲しい（こうあらねばならぬ）みたいなものが、すごくはっきりしてて、それを裏切らないで！って傲慢な気持ちになってしまうのですが、もっと気楽に（？）期待しているのは、音響やＢＧＭです。「結晶時間」をはじめ、平成版は音と無音の使い分けがすごくうまかったと思います。（無音、というのは、音がない状態がある、という意味です。謎発言；；）そして、今回の予告編のナレーションなしも、とても効果的だった。怪我の功名、とも言われているけれど、前回のジョーとフランちゃんのセリフは、長さから言って、予告じゃなくてむしろ本編から抜き出しちゃったのかな？とか思うのですけれどね。でも、本編にもそんなシーンを挿入する余裕ないか。回想シーンかな。ともかく、大混乱の地底世界を嘲笑うかのように、飛び立っていく魔人像。その中に、たった一人で送り込まれる００９。しんとした空間。たぶん聞こえてくるだろう機械音も、むしろその場の静寂さを際立たせるだけ。そこで００９は、孤独な最後の闘いに挑む。００１は「キミに賭けたい」、そう言って彼をここへ送り込んだ。（ということは、「僕に死ねというんだな！ＢＧといっしょに・・・・・・。ふん！」の、少なくとも「ふん！」は無さそうですね。このふてぶてしいジョー、好きなんですが、平成ジョーはちょっと違うか。）激しい闘い。爆発。でも―――決してひとりで闘っていたんじゃなかった。仲間が・・・。あらら、いつの間にか、最終回の感想コーナーになっちゃってるよ；；；私、音に一番泣かされやすいので、このあたりのＢＧＭとか考えただけで、もうだめです〜(涙）。きっとあれだ、と勝手に予想して、しくしく泣いてるんですけど。そして、地上(海上)の２人。あれが００４のオーディションのセリフだったなんて；；；あああああ。いろいろ考えて心が乱れてしまうけれど、あとは２９日をおとなしく待つしかありませんね。 君が、流れ星に願いをかける。その時、僕は・・・。ジョー、あなたは落ちながら、何を思うの？ |
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