 世界中で頻発する異変。超音波怪獣？未知の生物兵器？いったい誰が？何の目的で？各国が疑心暗鬼になる中、００ナンバーたちは、それがＢＧの仕業ではないかと調査を開始した。００４・５・８はドルフィン号で、怪獣がそこから現れたという火山へ。この混乱に乗じて急成長を遂げる謎の企業の本社には、怪しげなビジネスマン（総会屋かしら？）を装った００６と００７。兵器を作っていると思われる工場に探りを入れるのは００３と００９。夜の行動再開までのつかの間の休息のひととき。赤いオープンカーに乗ってカフェテラスにやってきたジョーとフランソワーズ。（ここの詳細はP．３へどうぞ）２人は、どこから誰がどう見ても、デートを楽しむ普通の若いカップル。 車が一台停まる。降りてきた３人の幼馴染の姿に、思わず立ち上がり、興奮して再会を喜ぶジョー。その後ろ姿を淋しげに見つめるフランソワーズ。あの幻の中に現れた、ナタリーを思い出していたのでしょうか？逢いたいと思っても、自分はもう誰にも逢うことは出来ない。でもすぐあとに、彼女は、ジョーを羨ましく思い、ひとり取り残されたような寂しさ――それは、きっとジョーにもわかってはもらえないだろう孤独――にとらわれていたことを、激しく後悔することになる。ジョーを自宅に誘う３人。もしかしたら、ジョーも一緒に住んでいたかもしれない場所。「じゃあ、少しだけ」君も一緒に行こう、とフランソワーズを誘うジョー。けれど彼女は頷かない。あの「三友化学」で働いている、と彼らが言った時に、咄嗟に彼女は３人を透視した。「私は・・・待ってるから・・・」哀しげなまなざし。「すぐ、戻るよ」愁いを帯びたジョーの表情と声。この時、２人は脳波通信を使ってはいなかったと思います。相手の３人もサイボーグなのだからキャッチされるかもしれない、という心配もあるけれど、あの視線だけで、２人は十分意思を伝え合うことが出来たのだと思う。雪乃さんと櫻井君、いいですよね♪でも、今回はセリフ以上に、絵でも感情の動きが見事に表現されてて。平成版の名場面の１つになりますよね、きっと。 うはは。背徳；；；確かに、デートの邪魔されて置いてけぼりになったフランちゃんが、いつでもどこでも飛んできてくれるジェットに電話してる。そんなふうに見えますよね。「００３ったら、嫌な女！」とか思い込んで見てて、CM後に明らかになる真実！！衝撃的！原作を知らずに「あ、フランちゃん、今、３人がサイボーグだって気づいたんだ」なんて思わないでみてたら、きっと別な楽しみ方が出来るんだろうな。今までは、原作を知っているほうがわかりやすいかな、というエピソードもあったのですが、このヨミ篇に関しては、できるだけ頭から原作を払拭したほうが、かえって楽しめそうな気がします。 |
| next→ |