第41話  「悪夢の未来」 Part.1

これが未来?BGが人類を殲滅せんとする、この廃墟が?僕たちはBGを倒せない?未来に素晴らしい事が待っていると信じなければ、僕たちは戦えない。信じよう。そう言ったのは自分だったのに。結局は、BGが勝利を収める?ならば、自分たちのこの闘いに、意味はないのか?BGの支配する未来の現実を突きつけられて、完膚なきまでに打ちのめされた009は、半狂乱で飛甲機を破壊し続ける。今日よりも明日はいいことがある。人は無意識のうちにそう信じ込んでいる。だから明日も生きていようと思える。その思いを「希望」と呼んで。今、ジョーがいる場所は「絶望の未来」。果たして彼らはそれを「悪夢」で終わらせることが出来るのでしょうか?
リナが取り戻した記憶。自分たちは、この時代から来た、と。「平和」と呼ばれるものが存在した時代に遡り、彼女らにとっての「現在」を変えようと、「過去」にやってきた。私たちの敵はBG。そう言っている彼女らが、「BGのガモ博士」を訪ねていったのはなぜでしょう?あのギルモアノート(ですよね?)には、何がどこまで書いてあったのでしょう?意識を同調させることで時間を飛ぶことが出来る彼ら。でも、その飛ぼうとする時代にも、彼らを呼び寄せる何かが必要なんですよね?だとしたら、数年前のガモのところへ彼らを結びつけたものは、いったい何だったのでしょう?そして、あの未来はどの時点での未来なんでしょう?ジョーが飛ばされたことで、あんな未来が出現したのでしょうか?でもリナは、生まれた時から戦いだけの世界で生きてきた、と言っていたし。原作で司令官が言ってましたよね。「これは、我々にとってはもう起こってしまったことなんだ」って。その起こってしまったことがそのままになってしまうと、「悪い夢」は現実になってしまう。でもそうすると00ナンバーたちは、もう闘えない。叶わないと知りつつ、これからも彼らが闘い続けるからこそ、未来にリナたちのような人間が存在した・・・という控えめなオチで終わったら、あまりにも彼らに希望がなさ過ぎだし。かと言って、ここで未来の明るい展望を語りすぎてしまうと、平成版での「ヨミ篇」の位置付け、どうなっちゃうんでしょうね?う〜〜む。大変そうだぞ〜!見ている者がラビリンスに迷い込んでしまいそうだわ。今までの謎の全てを解決し、しかもイワンとガモ博士との決着もつけつつ、クライマックス・ヨミ篇のドキドキの余地も残さねばならない第42話!!相当な力技が要りそう。期待(と不安)が高まるぞっ!当然来週のOPも、「おさらいバージョン」ですね。
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