第40話  「シンクロワープ ―同調跳躍―」 Part.2


傷ついた身体を癒すために、日本へ戻った00ナンバーたち。けれど、もはやそれは穏やかな日々ではない。「こちらから仕掛けるか」004の言葉に、006も、009も同調する。そんな彼らを、ひとり不安げに見つめるフランソワーズ。0010を止めようとして結果的に彼に重傷を負わせたのに、「君は間違ってないよ」と言ってくれたジョー。暗殺者達が襲い掛かってきた時、そしてBGの本拠地を探して放浪していた時、「僕は戦いたくない」と言い続けていた彼は、もう、あの頃とは同じじゃない。自分ひとりがいまだに戦うことに積極的になれない。マリンスノーを見たときに、ジョーが言っていた言葉。「BGを倒さない限り、僕たちの明日はやって来ないんじゃないか」
倒したはずだったのに。また同じことの繰り返し。手に入れたはずの穏やかな日々は、長くは続かなかった。今の敵を仮に倒すことが出来ても、その先には、結局また同じ未来が待っているのではないか。ぐるぐると同じところを回っている。少しも前に進んでいないような気がする。闘いを前にして気持ちを沈ませるフランちゃんに、そっと声をかけるジョー。原作とは2人の役割が正反対ですね。それだけ平成ジョーはピュア・・・暗い部分がほとんどない(肉親の愛を知らずに育ち、無実の罪を着せられた、ぐらいしか背負っていない)・・・ってことなんでしょうが、それと比べて他の人の背負っているものが重すぎて、よけいに主人公の影が薄くなっちゃうのね。でも、君の真価が問われるのは来週よっ!螺旋階段は、昇っているとは限らない。素晴らしい事が待っているわけではない未来を突きつけられて、君はどう立ち向かおうとするの?未来を信じることが出来ない場面で、君はどう闘うの?悪夢が現実になろうとするのを、君はどうやって阻止するの?未来は僕たちのものだ、と言うのなら。
そして、絵が動いて欲しかった場面。フランソワーズにはジョーが姿を消すのが「見えた」のでしょうか?それとも「感じた」のでしょうか?ジョーをこちらの世界に取り戻すときの切り札に、フランちゃんがからみそうな・・・希望的予想をしちゃうのですが、さてさて、どうなるでしょう♪予告で、何やらきっぱりと主張していたフランちゃんの絵に、期待が高まりますっ!
なんと!もう40話まで来てしまいました。泣いても笑っても残り12話。スタッフの皆様!お願いですから、どうかどうか1回1回のお話も絵も大事にしてください〜〜!!走る後ろ姿のカッコいい00ナンバーたち、1度でいいから見せてください(泣);;

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