 ミュータント化計画に執心するガモ博士。自分の息子を超能力サイボーグのモルモットとすることと引き換えにしても、進めたいと願う彼。駄々をこねるかのように、周囲のものを念力で動かすイワン。なのに「やめなさい、イワン」父親のかけた言葉には、おとなしく従ってしまう。軽く頭を撫でただけで、ガモ博士は去っていった。自分の子供の幸せを願う気持ちよりも、研究への強い欲望が彼を支配している。自分を取引の道具にして置き去りにする父親。だが、イワンは泣いたりしない。泣いても止められないことを、超能力ベビーは知っている。でも・・・何も思っていないわけじゃない。イワンの精神波で割れたドアのガラスが、砕けた親子の絆を象徴していて哀しい。どんなに賢いと言っても、まだイワンは赤ちゃんなのに。たくさん抱っこされて、優しくあやされて、大切にされて大きくなっていかなきゃいけないのに。でも、もう二度と、肉親に抱かれることはない。だから、脱出の場面、腕の中のイワンをとっさに庇ってぎゅと抱きしめるフラソワーズの姿に、涙が出そうになりました。本当のお母さんじゃないけれど、彼女の温かい胸で、少しでも幼い心の受けた瑕が癒されるといいな。そして、これからのミュータントとの闘い。一番辛い思いをするのはきっとイワン。どんな葛藤の中で、彼はどんな答えを導き出すのかしら？そしてそれがゼロゼロナンバーたちのこれからの戦いにどんな意味を持つことになるのでしょう？今回は、本当にいろいろと考えさせられる深い内容でした。終わり方も良かったですよね。ええ、そうなんです〜！なぜか（？）タイムリーに、ジェット＆フランちゃんの妄想話に耽っていた私たちには、ほんとびっくり仰天でしたわね、博士♪この展開には、わくわくしました！そして、うちの平成版話の「春」のジェットが、今回のジェットとイメージ的に重なっているような気がして、私は喜んでます〜。ちょうどね、今回のお話とかなりかぶる場面（要素）があるんですよ。さて、島村くんはどうするんでしょうね？第一世代の絆の強さ。これはかなりのものよっ！心してかからねば、大変だぞ！ジョー♪もしかして、「闘いの未来」でジェットを止めようとするフランちゃんを止めた島村君、あれはヤキモチだったのかしら？ああ、どうしてフランちゃんは、こんないいジェットじゃなくて、島村君に惹かれちゃったんでしょうか？でも「風の都」では、やっぱりアルさまが一番よかったし。いっそのこと、ヨミ篇ラストまで、フランちゃんが誰を選ぶかわからない、っていうのもいいかもしれない♪ |
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