 一番逢いたいと思う人。でも、今はもうどんなに願っても、逢うことの出来ない、違う時間を生きている人。叶えてあげる。「あなたの時間とその人の時間をつなげるのは、今夜しかないの」謎だらけのアリスの言葉。そして流れる星が、七夕の夜に、奇しくも同じ願いを星に祈った２人をつなぐ。（追記：修正後の、七夕飾りを流すシーン。素晴らしいです♪川べりをかけていく子供たち。遅れて追いかける幼い少女。「お星さま」「願いを聞いてよね」子供たちが口々に言う願いを載せた七夕飾りは、ちょうちんに照らされた川面を滑っていく。なのに、１つだけ草に引っかかって流れない。淋しそうな少女。思わず水に入ってそれをちゃんと流すジョー。原作そのままの、美しい画面！地上波でご覧のみなさまっ！ＣＡＴＶやＤＶＤをお待ちくださいっ！！今回のお話の印象が、まるで違ってきますっ！！そして・・・）「とどくといいね。お星さまに・・・キミの願い・・・」「おかあさん・・・」 ジョーの心の奥底からの呟き。そして静かに頬を伝う涙。胸にジンと来ました。でも、正直言うとちょっと残念なような。伏線だから仕方ないのかな。私個人としては、あっちでいきなりの方が好みなんですが。でも、お母さんがチラッと画面に登場してから、もうかなり時間がたってしまってるから、ここで確認しておかなきゃね。 さて、今回は情緒溢れる本当に美しいエピソードだった・・・だけではありません。実はとんでもないお話。彼らは時間を操作出来る。過去を、未来を自由に行き来できる。（アリスは未来よりもむしろ過去から来た人なのかな？と思いました）他人の記憶を消すことさえも出来る。そのことを、ジョーに少しも悟られないうちに。お話のラストは、また最初の時間に戻ってるんですよね。そんな彼らと今度出会うのは、やっぱり戦いを通してなのでしょうか？ そして、登場さえしないのではないかと心配されたフランちゃん。サマードレスがお似合いでした♪本を読んで聞かせるときの表情、美しかったですね。「綺麗だね、００３」（おおっ！イワンちゃんたらっ♪赤ちゃんなのにジョーを差し置いて、口説いちゃうの？！←違うって）「でしょう？七夕飾りっていうのよ、これ。この本を見ながら見よう見まねで作ってみたんだけど・・・」ううん♪やっぱり雪乃さん、素敵！彼女はジョーが何かに引き寄せられるように旅に出たことを、他の人のように不審に思ってないような、どこか余裕が感じられて。出かける前にいろいろお話したのよ、きっと。「００９もきっとどこかで見るだろうね」「そうね。そうかもね」（このフランちゃんの表情がまたっ！本を胸に抱きしめるようにして、瞼を伏せて微笑んでる！ああっ！いい感じです〜♪）帰ってきたジョーは、これを見て何て言うかしら？びっくりするかしら？なんて考えながら、飾り付けをしたフランちゃん、可愛い♪もしかしたら、彼らの時間操作で、ジョーはそのまま七夕の夜には戻ってきたのかもしれないです。「この短冊には願い事を書くんだよ」「そうだったの。今からでも間に合うかしら？」「うん、大丈夫」なんて、流星雨を見上げながら話して欲しいな。 でも本当は、この２人も全く違う時間を生きていたんですよね。普通なら、こうして出会うことなどありえなかった。しかも、２人の時間をつないだのは、流れ星のように美しいものじゃない。人間の中に巣食う、憎しみと争いの心を吸い上げて大きくなった、悪の組織。２人が出会った状況は、幸せとは程遠いもの。だからこそ・・・ジョー＆フランソワーズファンの私としては、２人を祈るような気持ちで見つめてるんですけれど。（厳密に言うと、２人が幸せになるのを、ではありません。それについては、またそのうち「戯言」で）。でも、本当の意味で２人の心が寄り添うようになるには、次の流れ星を待たなければならないんですよね。 さて、次回の第１世代メインと予想されるお話に続いて、いよいよ「ミュータント篇」。そして残るは「地下帝国ヨミ篇」。クライマックスが近づいてまいりましたね。平成版００９の最重要キーワード「時間」。ＯＰの歌詞でも真っ先に登場しますが、これを軸に、このあとのお話がどう進んでいくのか、とても楽しみです〜♪で、ちょこっと原作コーナーです！まだご覧になっていない方は、ぜひぜひ、原作全部、お読みになってくださいね！ |
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