 さて、やはり今週の一押し場面はあの廊下のシーン！櫻井ジョーは、原作よりも優しいかもね♪「こわいわ・・・」のフランちゃんに、原作のジョーはノーリアクションだし。さらっと「エッカーマン博士はどうしてる？」なんてふっちゃうところが、逆にお互い空気のような存在になった夫婦のような親密さを表してるのかな、とか、良いように解釈してましたけどね。けど、櫻井ジョーは、自分から「大丈夫か？」ぬわんて肩にそっと手を置いたりして〜〜♪そして、フランちゃんが腕にすがるっ！！このシーンっ！！！何度繰り返して見たでしょうっ！！！フランちゃんの両肩を抱く前に、おでことおでこをくっつけているのが、もう何とも〜〜〜！！原作の「未来都市」ラストの抱擁シーン以外で、防護服着ている２人がここまでくっついちゃってるシーン、原作にだってなかなかないですよ〜〜♪（緊急のお助けシーンは除く。あ、あの「風の都」があったか；；；ううう。いやなこと、思い出した）あのシーン、どうしてジョーはあの後、フランちゃんと一緒にいてあげなかったのかな、とも思ったのですが、フランちゃんはエッカーマン博士を待ってたんですね（という・・・ことになりますよね？）。とにかく、あれを見せられたら、スフィンクスじゃなくても、目の前に真っ赤なフィルター、かかっちゃます〜！あれを見ていれば、００２くん。キミだって諦めがついたろうにね。 重複しますが、やっぱり「そんなことさせない！」「僕がスフィンクスの誘惑から００３を・・・」のセリフはたまらないです〜！ねえねえ島村くん〜！そんなことってどんなこと？誘惑って、キミ、いったい何考えてるの〜〜？ワクワク♪ああ、カール君のオイタがどんなものなのか、もっと詳しく見たかったのにな〜。島村っ！！登場するの、早すぎだぞっ！！ さて。このように、原作とは違うということをしっかり認識すれば、かなり濃密に楽しめた今回ですが。やっぱり気になるのは呼び方ですよね。でも、活字的には原作も、「００９！」「００３！！」なんですよね〜。ルビがふってあるけれど。だから、もうこの呼び方には、我々が思い入れするほどには意味がない、ということで納得するしかないんじゃないかと思います。今回、せめてあの絶叫シーンだけでも名前で呼んでくれたら、直後の脱力感は半減していたはずなんですが。 それから。確かに時間切れでしたよね。でも、あれは「勘違い」かどうかを、うまくはぐらかせるためには、なかなか良い方法だったのではないでしょうか。後半、淡々と話が進む中で、２人の心情はほとんど語られなかった。「勘違い」について２人がどう思っているかについてのコメントも、敢えてされなかったんだと思っています。もちろん知りたいですよね。フランちゃんが中央制御室へ戻ってきて、顔を合わせた２人がどんな表情でどんな会話をしたのか、とか。あの冒頭の幻想について語り合ったのか、とか。もちろん、フランちゃんロボ爆発事件についても。まだフランちゃんはそのことを知らないわけで。ギルモア博士にしては含蓄のある言葉。「中身までコピーしてしまった」発言についても。でも、適当に片付けられてしまうぐらいなら、今のまま、ホントはどうなったんだろう？って思っているほうがいいです。やっぱりヨミ篇まで二人は思いを通じ合わせていない、と解釈したい人にはちゃんとそのように取れるし、私のような解釈だって成り立つわけだし。 え？でもやっぱり１話では物足らない？カットされた肝心な場面、やっぱり見たい？ほらほら、大丈夫ですよ！新聞に載ってます！あらら？みなさまの地域の新聞、またミスってます？妄想研究所新聞６月９日号のテレビ欄には「第３３話 続・未来都市〜結晶時間〜」って載ってましたけど？あの話の後始末と、「凍った時間」を組み合わせたら、３０分一本勝負にぴったり！の長さですものっ！おまけに、脚本は小林さんだし♪（注：良い子の皆さん、博士の妄想に騙されないようにっ！！） さて。かなりおちゃらけてしまい、肝心のテーマについて書く余裕がなくなってしまいました。カール君の歪んだ、一方的な愛。一方的に求め、強制する愛。でも愛というのは、しばしば（本来？）エゴイスティックなものなのです。自己犠牲の愛だって、ある意味、一方的。けれど、それは見返りを求めない。ただ惜しみなく与えるもの。そして、一方的に求める愛は、お互いに求め合い与え合う愛にはかなわない・・・なんて原作を読んで思ったのですが。ええ、あのフランちゃんのセリフから。原作未読の方、読みたくなってきたでしょ？今まで舐めるように読んで来られた方も、また読みたい？でしょ？うふふ♪本日は出血大サービス！！こちらへどうぞっ！！ |
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