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人は愚かであっても、無力ではない。懸命に生きている。ささやかな幸せを求めて。何者も、それを奪うことは許されない。どんな理由であっても。たとえお前が「神」と呼ばれる存在であったとしても。だから闘う。信じたいから。人を。人を信じることが、生身の体を失った彼らの、人間としての証だから。 そんな００５に呆れたように、無言で去っていく青いけもの。その横顔は、どこか冷ややかで。「出来るものならやってみろ。お前が信じようとしているもの、信じたがっているものの本当の姿をその目で見届けろ。また逢おう。いつかまた、きっと逢うことになる」そんなふうに言っているように見えました。 そして、やはり繰り返される愚行。けれど信じたい。人間が、己の中にあるＢＧから、解放される日がくることを。そのために自分達は闘い続けるのだと。 そして！でしょ？博士？この抱き合い方！慣れてるっ！！照れも何もないじゃん〜〜！！あ。あの左手？やっぱりお尻かな〜♪（馬鹿っ！！）ＥＤ見てたらそう思っちゃいました。なぜここでわざわざこの２人が登場してきたのか？未来都市への前ふりってことが大きいのでしょうが、あともう１つ。けものは００５には語りかけた。００９や００３には何も話さなかったのに。それは００５が、けものの真の姿を見抜くことが出来たから。じゃあ、ジョーとフランちゃんはダメなのか？そうじゃないんですよね。９人は、それぞれ得意分野が違う。同じことを、同じように体験しても、そこから感じることは９人９色。前回の００２と００３もそうだった。そして今回の００５。青いけものと話が出来るのは、風や木々の声を聞ける、あなたしかいないもの。サイドストーリ的なエピソードを通して、今後の戦いの中で、各メンバーがどんなポジションを占めるのか、次第に浮き彫りにされてきているのではないでしょうか。背負うものも、考え方も違っていた９人が、お互いに分かり合おうとし、共に前に向かって進もうとするからこそ、彼らは強くなっていく。仲間としての絆を深めながら。 毎回見ていて、ついハラハラしてしまうのは、各話がどうヨミ篇へとつながっていくのだろうって思うから。今こんなことして、あの原作の最高のラストは、アニメではどうなるんだ？と。けれど、今回見ていて、彼らにとってＢＧとの闘いは、ほんの通過点にしか過ぎないということを、あらためて認識させられました。天使篇。神々との闘い。未完の２つのエピソードを踏まえて、これから明らかになっていく完結篇。１枚絵のＥＤイラストや今回のエピソードは、彼らの、果てしなく壮絶な戦いを予感させる。すべては、完結篇へ向けての、巧妙な布石なのでしょうか？ |
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