目の前の空気が ゆらゆらと蜃気楼のように 揺れはじめた。 瓦礫全体が炎に包まれていく。 そして僕たちの身体は ゆっくりと溶け始めた。 君はいとおしげに僕の頬を撫でながら 僕をじっと見つめた。 僕も満ち足りた思いで君を見つめ、 柔らかな頬にそっと手を伸ばした。 世界の涯。ある終焉。 けれど、それは永遠への一歩。 生きるために。 一緒に永遠を生きるために。 全てのものに終わりはあるけれど 愛だけは――― 　　　　　　　　　　　　　　　*「Ｅｔｅｒｎｉｔｙ」
	*The marvelous harmonyに収録

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