「な〜、頼むよっ！！」 「……いやよ……」 「頼む！！フランソワーズ！このとおり！！一生のお願いだっ！！」 「やめてよ、ジェット！……土下座されても困るわ」 「俺たちが、なんでわざわざクリスマスに研究所（ここ）へ帰ってくると思う？ １年間、これだけを楽しみにしてきたんだ！夢を奪わないでくれよ！」 「そんな……無茶だわ……お願い。勘弁して」 「な〜！！フランソワーズ、俺たちへのクリスマスプレゼントだと思ってさ。 頼むよ！一肌脱いでくれよっ！！！！！」 「……一肌脱ぐって……ちょっと意味が違うんじゃないの？年々過激に なってるし……これはあんまり恥ずかしすぎるわ」 「じゃあ、こうしよう！約束するっ！この究極の男のロマンをかなえてくれたら 来年からはもう無茶は言わない。うん、誓うぜっ！！！」 「……でも、だって……ジョーが……」 「ジョー？大丈夫大丈夫！アイツには俺からよ〜く言って聞かせるさ。 それにアイツ、i-m○deのFOMAチャットで、いつも言ってるらしいぜ。 『ボクの夢は、みんなを幸せにすることなんだ』とかさ。今、君がウンと言って くれたら、世の中のみんなが幸せになれるんだぜ！！アイツだって本望さ」 「…みんなが幸せ……に？」 「そうさっ！！君次第なんだよっ！！！ジョーのためにもさっ！！」 「……じゃあ、ほんとに今回だけよ……」 |
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