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眩いばかりの白い光につつまれ、僕は今ようやく気づいた
こうして時を重ねていくことの意味
ただ通り過ぎていくだけの風景と、永遠なるものとの違いを
どうすれば伝えられる？
胸を焦がすほどの、この熱い思いを
君のぬくもりが、僕の腕から消えてしまわないうちに
この体が、宙の涯で星屑となり果ててしまう前に
こうして君を強くかき抱くことしか、なす術を知らない僕なのに
けれど君はただ微笑って、焦りもがく僕を優しく見つめる
そっと手をとり、柔らかな肌で導いていく
かぐわしき香気と七色の光に祝福された、あの高みへと
煌く波動に押し上げられ
甘やかで熱い衝撃に貫かれ
ゆっくりと僕の体は溶け始める
その目くるめく快感を貪るように味わいつつ
なお僕は狂おしく君を求め続ける
この一瞬が永遠であれと、心の底から叫びながら
やがて空しい咆哮が天を裂き
僕は真空の闇へと落ちていった
鋭く風を切る音が、体を粉々に砕いていく
その痛みがむしろ心地良くて、僕は呆然と引力に身をまかせた
けれどその時、君の声が聞こえた
懸命に僕を求めるその声に、時間はゆるやかに歩みを止めた
この温かい手を、僕はもう決して離さない
このまま２人、ゆっくりと沈んでいこう
永遠の安らぎに満ちた、深いまどろみの淵へ
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